手順1:管の巻き戻し(呼び径13〜25の場合)
- 管外面に傷がつかないような平滑な場所で、管が潰れない程度に足で軽く押さえて転がしながら巻き戻してください。
- 短い管の巻き癖の修正は、インナーベンダーを使用して行ってください。
- 「手順3 : 管の曲げ加工」を参照
- 巻き戻し時に折れた場合は切断し、折れた箇所は使用しないでください
手順2:管の切断
- 1. 管切断箇所の保温材をあらかじめ
- 直管の場合は片側にずらしてください。
- 巻き物の場合は約100mmカット除去してください。
- ●呼び径13〜25の場合
2. 塩ビカッターを使用して直角に切断してください。切断面の変形を防止するために徐々に切り込んでください。- ※管の曲がった部分を切断すると斜め切りになりやすいので絶対にしないでください
- ●呼び径32〜50の場合
2. 回し切りカッター(PE管用)を使用して直角に切断してください。- ※保温材除去時は、管に傷がつかないように注意してください
- ※切断時の段切れや斜め切れは、継手接合部の漏水の原因となりますので直角に切断してください
- ※切断面のバリは、漏水の原因となりますので必ず取り除いてください
手順3:管の曲げ加工(呼び径13〜25まで)
- スーパーエスロメタックス専用のインナーベンダーを管内に差し込み、曲げ箇所をマーキングしてください。
- 曲げ加工を行う位置にひざを当てて少しずつ位置をずらしながら形状を作ってください(3点程度ひざ位置をずらしながら曲げてください)
- インナーベンダーが管に確実にかん合するまで差し込んでください(叩き込みは禁止)
- 継手受口から10cm以上は直線配管にしてください
- 継手を支点として曲げ加工や曲げ修正は絶対に行わないでください
- 管の同じ所を繰り返し曲げ加工しないでください
- 呼び径32以上は曲げ加工できません
- 曲げ加工は管の座くつ防止のため、必ずインナーベンダーをご使用ください
手順4:管端の矯正と面取り(面仕上げ)
●呼び径13〜25の場合
- 所定呼び径の専用の面仕上器のコアを根元まで(奥まで)ねじ込んでください。
- 面仕上器を時計回り(右方向)に押しながら回転させると、管端の面仕上げと同時に偏平矯正もできます。
- 管の全周にわたって面仕上げができるまで確実に行ってください(目安5回転程度)
- 面仕上器のコアを根元まで確実にねじ込み、押しながら回転しないと面仕上げできません
●呼び径32〜50の場合
- 専用の面取り器先端を手で押し込み、その後プラスチックハンマーで管端部まで確実に打ち込んでください。打ち込むことで管端の偏平およびおがみの矯正ができます。
- 専用の面取り器を時計回り(右方向)に回転させ、面取りを行ってください。
- 全周にわたって内面が面取りされるまで確実に行ってください
- 塩ビ用リーマ等の面取り器は使用しないでください。挿入不足や漏水の原因となります
- 面取りが不十分な場合、継手パッキンが傷つき、漏水の原因となりますのでご注意ください
- 面取りカスが、継手パッキンに付着すると漏水の原因となりますので、必ず取り除いてください
手順5:継手への管挿入(呼び径13〜50の場合)
- 継手を梱包箱から取り出し、異常が無いか確認してください。
- 管を真っ直ぐ継手の奥まで、一気に挿入してください。奥まで挿入されていることを目視で確認してください。
- 継手圧縮後に挿入不足が判明しても管の再挿入はできません。管への標線の記入をおすすめします
- 継手圧縮リングが外れたものは使用しないでください
- 継手をあらかじめ本管や機器類にねじ込んだ後、管を挿入してください
- 斜め挿入等の無理な挿入は、継手パッキンの傷つきの原因となりますので、ご注意ください
手順6:継手の圧縮
- 専用工具で圧縮リング部を圧縮してください。最後まで圧縮すると、
- 手動工具では、ダイスが元に戻ります
- 電動工具では、電動機の音が変化します。その後リリーススイッチを押すとダイスが元の位置に戻ります(圧縮途中ではリリーススイッチにロックがかかり押せません)
- 圧縮工具を継手から外してください。
- 工具のダイス部が継手の圧縮リングのストレート部に入るように圧縮してください
- 必ずエスロンスーパーエスロメタックス専用の圧縮工具を使用してください。専用の工具以外のもので施工すると漏水します
- 圧縮途中は管の抜けにご注意ください
- 小口径用電動工具のダイス部材には、呼び径ごとに異なるカラーマークをつけています
呼び径別カラーマークは、13:緑、16:白、20:橙
手順7:継手の圧縮
- 圧縮痕線が継手の圧縮リングのストレート部に3本入っていることを確認してください。
- 挿入確認孔から管が見えていることを確認してください。
- 検査ゲージで継手外面部の圧縮箇所を確認してください(両端2本の溝へゲージが通れば合格です)
- 長期にわたる使用では、ダイス部が摩耗し、工具で最後まで圧縮しても、所定の圧縮量が得られない場合があります(ゲージが通りません) その場合は、新しいダイスに交換してください
- 継手部は所定の保温材で、別途保温を行ってください