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※エスロハイパーAWの施工にあたっては、エスロハイパーAW施工ハンドブックをご熟読のうえ注意事項を守って、安全確実に施工してください
1. EF(エレクトロフュージョン)ソケットの融着
手順1:管の切断
管に有害なキズがある場合は、その部分を切断して除去してください。
- 5mm以上の斜め切れは融着不良の原因となります
- 高速砥石タイプ等の熱を生じる切断機は管切断面変形の原因となります
- 継手の挿口は切断して長さを調節することはできません
手順2:管の清掃
管に付着している土や汚れをペーパータオルで清掃してください。
手順3:挿入標線の記入
継手挿入代を管の円周方向に記入してください。
手順4:切削面の記入
継手の融着面の範囲に油性ペン等でマーキングします。
手順5:融着面の切削
油性ペンでマーキングした部分が完全に消えるまで専用切削工具で切削してください。
- 切削なしや、切削むらは融着不良の原因となります
- 切削は原則1回です。削り残しがあれば手カンナで切削してください
手順6:継手内面と管外面の清掃
アセトン等を浸み込ませたペーパータオルを使用して融着面を清掃してください。
- ティッシュペーパーやウエスは使用しないでください
手順7:継手と管の固定
クランプを使って、管と継手を固定します。
手順8:融着準備
- コントローラーの電源を入れ、表示内容確認を行います。
- コネクターと継手のターミナルピンを接続します。
- EF片受管等は添付しているターミナルピンをねじ込んでください
手順9:融着
- バーコードリーダーで継手に貼付されているバーコードを読み取り、表示内容(種類・時間)を確認してから通電開始スイッチを押してください。
- 融着終了後、コネクターを取外してください。
- 炎天下に放置すると誤作動することがありますので直射日光を避けてください
手順10:検査
インジケーターにより融着部の検査を行います。インジケーターが左右とも継手表面より隆起していることを確認してください。
- インジケーターが隆起していない場合は融着異常の可能性がありますので切断し、やりかえてください
手順11:冷却
融着終了後、表の冷却時間を加えた時刻を継手表面に油性ペン等で記入してください。冷却時間終了後、クランプを取り外してください。
- 冷却終了まではクランプを取り外さないでください
2. EF(エレクトロフュージョン)サドルの融着
手順1:管の清掃
管に傷、汚れがないかを点検してください。管に付着している土や汚れをペーパータオルで清掃してください。
- 管に有害な傷がある場合は、補修を行ってください。補修方法はエスロハイパーAW施工ハンドブックを参照してください
手順2:サドル取付け位置の記入
サドル取付け位置を油性ペン等でマーキングします。
手順3:切削面の記入
サドルの融着面の範囲に油性ペン等でまんべんなくマーキングします。
手順4:融着面の切削
マーキングが完全に消えるまで、専用切削工具で表面を切削してください。
- 切削なしや切削むらは融着不良の原因となります
手順5:継手と管の清掃
サドルの融着面と管の切削面を、アセトン等を浸み込ませたペーパータオルで清掃してください。
- ティッシュペーパーやウエスは使用しないでください
手順6:継手と管の固定
管の切削面にサドルを当て、サドルクランプを用いて管とサドルを固定してください。
- 管の表面とサドルの融着面に隙間ができないように固定してください
手順7:融着準備
- コントローラーの電源を入れ、表示内容確認を行います。
- コネクターと継手のターミナルピンを接続します。
手順8:融着
- バーコードリーダーで継手に貼付されているバーコードを読み取り、表示内容(種類・時間)を確認してから通電開始スイッチを押してください。
- 融着終了後、コネクターを取外してください。
- 標準温度(23℃)における通電時間
EFサドル:120秒
- 炎天下に放置すると誤作動することがありますので直射日光を避けてください
手順9:検査
インジケーターにより融着部の検査を行います。
インジケーターが左右とも継手表面より隆起していることを確認してください。
インジケーターが左右とも継手表面より隆起していることを確認してください。
手順10:冷却
融着終了時に冷却時間を加えた時刻を継手表面に油性ペン等で記入した後、放置冷却してください。冷却時間終了後、クランプを取り外してください。
- 冷却時間
EFサドル:5分以上
- 冷却終了まではクランプを取り外さないでください
手順11:穿孔
穿孔は専用の穿孔具で行います。奥まで行き当たったら穿孔完了となります。
穿孔刃を引き上げれば通水可能状態となります。
穿孔刃を引き上げれば通水可能状態となります。
- 穿孔は所定の冷却時間終了後に行ってください。但し、水圧負荷時は30分以上経過した後に行ってください
- 不断水施工は、20、25分岐で可能です
- 不断水穿孔時は水抜きホースを取り付けてから行ってください
手順12:キャップ取り付け
キャップを手で確実に締め付けます。
- パイプレンチ等を使用しないでください
- 穿孔刃がEFサドルの面より突き出ていないことを確認した後、キャップ(Oリング内蔵)を締め付けてください